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尾崎 卓郎; 安部 静子*; 阿部 知子*; Francis, A. J.
Biological Trace Element Research, 90(1-3), p.273 - 281, 2002/12
被引用回数:4 パーセンタイル:6.56(Biochemistry & Molecular Biology)シリカを含む弱酸性溶液からの種々の放射性元素のイネ(Oryza sativa L. cv. Koshihikari)への取込みを調べた。シリカへの吸着やイネへの取込みの元素間挙動の違いを正確に見積もるために、ルビジウム,セシウム,ストロンチウム,マンガン,亜鉛,イットリウム及びセレンの放射性元素を同時に溶液内に添加し、完全同一実験条件下で各元素の挙動を追跡した。その結果、ルビジウム,セシウム,ストロンチウム,マンガン,亜鉛及びイットリウムのシリカへの吸着量はpHが4.3から5.3に上昇するとともに増加し、セレンの吸着量はpH5前後で変化しないことがわかった。また、ルビジウム,セシウム,ストロンチウム,マンガン及び亜鉛のイネへの取込みは、pHの4.3から5.3への上昇にともない増加したが、イットリウム及びセレンのイネへの取込みはpHとともに減少した。以上から、上記の元素のイネへの取込みは、根細胞上イオン輸送系の吸着サイトを競合する水素イオンの濃度だけでなく、各元素のシリカへの吸着量にも大きく支配されることがわかった。
間柄 正明; 辻 利秀*; 内藤 奎爾*
Journal of Nuclear Materials, 203, p.172 - 178, 1993/00
被引用回数:3 パーセンタイル:38.07(Materials Science, Multidisciplinary)テルルは、高温で腐食性の強い元素であり、高速炉中では、核分裂収率約1%で生成する。本研究では、テルルによるステンレス製燃料被覆管の腐食に関する基礎データを得る目的で、腐食速度に関係するテルル化鉄中の鉄の拡散係数を、メスバウア-分光法およびトレーサー法を用いて測定した。トレーサー法では、巨視的な拡散係数が求められるのに対して、メスバウアー法では、原子の格子間ジャンプ頻度が求まり、これを用いて拡散係数を計算する。この合異なる方法で、-テルル化鉄中の鉄の拡散係数および拡散の活性化エネルギーが求まった。又、これらのデータを使い、鉄の拡散過程について議論した。
衛藤 基邦; 山口 康市; 佐々木 泰一; 榎本 茂正
炭素, (113), p.60 - 65, 1983/00
クリプトン85を用いたラジオトレーサー法を圧縮予応力を与えた三種類の原子炉用黒鉛、SMI-24,7477PT及びH327に応用し、微視構造変化の検出の可否を検討した。Krを3.410kPaで圧入したのち、室温大気中放置時間の関数としてKr残存量を線及び線の強度を測定することによって求めた。結果は黒鉛の種類によって異なり、SMI-24黒鉛では予応力水準の増加に伴い残存クリプトン量が増加し、残存量半減時間は減少し、微視構造変化を検出できると考えられるのに対し、他の二種類の黒鉛では明瞭な効果を検出できなかった。
富永 洋
Radioisotopes, 28(2), p.116 - 123, 1979/00
医学利用を除く、理工学、工業分野におけるCf-252中性子源の国内での利用の現状についてレビューした。土木工学分野においては、およそ100件近いCf-252小線源が用いられているが、いずれも100Ci以下の法律の適用を受けない密封線源である。これによってはじめて土木、建設現場での水分計利用が普及するようになった。また、ボロン・トレーサー法と組合せた地下水流の測定や石油タンク底板下の地盤調査への応用などユニークな技術が開発されている。一方、200g以上の大きな線源は殆んどが、核物質の分析計量など原子力分野に用いられているが、いまのところはまだ数は少ない。利用開発室では500g線源を備え、放射化分析及びラジオグラフィ装置を整備して、とくにその原子力分野への応用に重点をおき、利用技術の開発を行っているが、幾つかの有望な成果が得られつつあり、その現状を紹介した。(53年10月米国エネルギー省主催のカリホルニウム利用会議の口頭発表原稿に少し手を加えたものである)
村岡 進; 伊丹 宏治; 野村 末雄
Journal of Nuclear Materials, 58(1), p.18 - 24, 1975/01
被引用回数:5ハステロイ-X合金中の浸炭について、C粉末を用いたトレーサー法によって調べた。試料中のCよりの、線の強度を測定しつつ、表面を研磨していった所、その強度はCの浸入深さに対し、指数関数的に減少しており、この合金中の浸炭は粒界拡散先行型であることが判った。また、市販のヘリウムガス中で浸炭実験を行った所、試料表面における脱炭現象と共に、合金内部においては酸素があるが故の浸炭促進現象が認められた。
川上 泰
原子力工業, 17(10), p.68 - 72, 1972/00
建築関係におけるラジオアイソトープの利用として連続地下壁構築エ法に関してアクチバブルトレーサー法による調査を行なった.連続地下壁構築工法に関しては多くの関係会社,研究所によって各々開発が行なわれているが,今回実験を行なったのは竹中工務店(株)によって開発されたTBW工法(TAKENAKABasement Wall Process) である.